天災の時に孤立してしまう日本人が多い

昔は海外に旅行に行くなら英語が話せないとダメだから…と英語を全く話すことができない人は海外旅行を避けて国内旅行で我慢をしていました。

最近は、英語が全く話せなくても日本人観光客が多い海外や留学生が多いエリアであれば日本語が通じる外人スタッフがいたり、ショップの店員やホテルのサービスフロントに日本人がいる所に行けば良い、という考えで海外旅行に行く人も増えました。

英語を全く話せない人の感想でも、日本語が通じたしお金を現地通貨に交換するのも支払いするのも全部日本語でできたし、なにかあれば現地の日本人スタッフが対応してくれたから英語ができなくても大丈夫だったよ、という声を聞きます。

日本でも海外の外国人観光客のために外人がスタッフとして働いているショップや百貨店も増えています。

そのため日本語が話せなくても買い物や旅行を楽しむのに支障はなにもないかもしれません。

しかし、ニュージーランドで大きな地震が起きて津波が来た時に、英語を全く話せない日本人が孤立化してしまいました。

英語を全く話すことができないと海外で地震や津波、サイクロン(竜巻)といった天災に遭遇してしまった場合、何もできません。

ケガをして負傷して人の手が必要な時に助けを求めるコトもできなければ、救助が入った時に体調のコトやケガのことを聞かれても答えることができないので、後回しにされてしまうことも珍しくありません。

天災などによって、その土地がパニックに陥ってしまうと現地の日本人スタッフや日本語を話せる外人スタッフがその場にいるとは限りません。

情報や被害状況によっては、避難している可能性が充分に高いです。

現地の人間もパニック状態なので、英語が通じない人が話しかけてきても足手まといにしかならないので、どうしようもないのが現状です。

もしも日本で大きな被害に見舞われて急いで避難をしないと行けない時に日本語が全く通じない外国人が声をかけてきた時に、あなたはその外人に時間を使うコトができますか?

海外に行く場合、やはり最低でも多少の英語力はあった方が無難です。