冬に猛威を振るい出したCOVID-19

2020年、世界中がCOVID-19によって大きく様変わりしました。

日本だけでなくアメリカやイギリス、フランスなどの経済大国にとってもCOVID-19は深刻な悩みの種でしかありません。

ましてや2020年東京オリンピックを開催する予定だった日本にとっては経済の面で大きな大打撃となりました。

2020年12月の状態では、東京オリンピックは2021年に開催を計画していますがイギリスで見つかった変異株によって再び暗雲の影が忍び寄ってきました。

唯一のワクチンも海外では接種が始まりました。

しかし短期間で作り出したもの、充分な治験が行われていないだけに不安があります。

本来ワクチンとは、落ち着いた環境で多くのデーターとワクチンを開発するための環境が必要となります。

そのため開発までに数年、治験を行って一般市民の所に来るまでに数年かかるのが当たり前です。

しかしCOVID-19は世界中で猛威を奮っているから背に腹は代えれないのが事実です。

どこかの国でCOVID-19が流行っておらず日常生活が過ごせる国があるならそこで研究、開発をすることがベストですが現状、今はそんな国がありません。

唯一、何とか感染者数を増やさない様に徹底しているのが台湾です。

台湾は過去にSARS(サーズ)で多くの国民が亡くなってしまいました。

そのため、台湾ではSARSで学んだことを活かし、独自のやりかたでCOVID-19に対策をしています。

また台湾ではマスクや防護服を輸入ではなく、自国で製造しています。

COVID-19は同タイミングで世界中で猛威を振るってしまい、1つの国がロックダウンしたことで次々と国がロックダウンしました。

国によってはスーパー、薬局、病院以外の職業は全て休みで外出も禁止となってしまいました。

そのためマスクや防護服を輸入してきた国は、深刻なマスク不足防護服不足になってしまいました。

更に不足となって困ったのが酸素呼吸器です。

COVID-19は重症化すると自然呼吸が難しくなるので呼吸器が必要です。

特に高齢者は自分で呼吸をするのにも限界があります。

そのため高齢者が多い海外では、酸素呼吸器の不足が深刻になりました。

1台を2人で使っている病院もあればトリアージを付けて生かす人間と殺す人間を決めて対応している病院もありました。

その時、幸いなことに日本では海外の様な状況ではありませんでした。

日本はどちらかと言えば、クルーズ船の対応に追われており、日本国内でのCOVID-19の患者は少なかったです。

しかし日本は秋にかけて患者が急激に増え始めました。

そもそも冬は脳卒中や心筋梗塞などで救急医療がいちばん忙しい時期です。

それは海外も同じです。

海外で唯一、感染者数を出していなかったのが台湾でした。

台湾では、患者数が比較的少ない夏でもマスク着用を義務化しており、海外に行った場合などは2週間の隔離期間をしっかりと設けていました。

それは台湾国民だけでなく台湾に入国してくる外国人に対しても同じです。

また台湾では2週間の隔離期間に外出した場合、罰金を設けています。

台湾では感染防止のために必要なマスクは全てインターネットで管理されており、それを国民がスマートフォンのアプリでマスクの在庫状況を確認できます。

マスクの在庫が少なくなった店に優先的にマスクを補充し、どこの店でも必ずマスクが買えるのが台湾です。