国際線は飛行機の座席にグレードがある

旅行や仕事の出張で飛行機を利用する人は、多いのではないでしょうか。

日本から近い中国や韓国、台湾は、飛行機を利用していけば日帰りで往復することができるので、物価が安アジア圏に工場や支店を置いている企業は少なくありません。

物価も安く、賃金も安くできるので、日本に工場を建設するよりも大きなメリットがあります。

しかし、中国で現地の人間を雇っているため、日本の工場で生産したものよりも品質が悪いというデメリットがあります。

そのため現地に日本人スタッフを数人派遣して、品質を日本並みに安定させようとしています。

一昔前までは、近いと言われている中国でも飛行機の便数の関係で日帰りは難しかったのです。

そのため1泊2日の出張がほとんどだったので、少しくらいは観光をする時間がありましたが、飛行機の便数が増えたことで会社の経費を削減するためにも日帰り出張が当たり前となりました。

アジア圏は近くなりましたが、ヨーロッパやアメリカに行くとなれば今でもかなり時間はかかります。

飛行機の中で過ごす時間も非常に長いため、半日ちかく飛行機の中で生活をすると言っても過言ではありません。

また、日本から離れてもまだ海外の地に降り立っていないので、時差が分からず飛行機の中で睡眠をとる人も少なくありません。

飛行機の大きさによって、座席の数やグレードも違ってきます。

グレードがいちばん良いクラス『ファーストクラス』だと、席もゆったりとしていて広くできており、席を後ろに倒しても後ろに座っている乗客に不快な思いをさせることがありません。

また最近では、飛行機の席がインターネットカフェみたいな小さな個室になる飛行機もあります。

壁と扉があって、その中に席があり、プライベートな空間をしっかりと確保されているので、長時間のフライトだから、ネクタイを緩めたり履いてる靴下を脱ぎたいかもしれません。

しかし、人の目があると気になる人は、人前で靴下を脱いだりネクタイを緩めたりできない人もいますが、このプライベート空間があることで少なくとも座っている人の視線を気にすることはありません。

そのため、飛行機が離陸してシートベルトのランプが消えたら革靴からスリッパに履き替えて過ごす乗客も少なくありません。

個室とは言ってもインターネットカフェみたいにドアを閉めたら外から全く見えなくなる、ということはありません。

立つと中は見えます。

フライトアテンダントが通るときに席の状態が見えるようにはなっています。

中が見えないと、食事を用意するときに寝ている乗客を起こしてしまうからです。

プライベートな空間を確保しつつ、フライトアテンダントの仕事がやりやすいようにも配慮はされています。

ファーストクラスよりも豪華ではないが、長時間の国際線に乗るなら『ビジネスクラス』にしたいのではないでしょうか。

ビジネスクラスの下は『エコノミークラス』になります。

エコノミークラスは普通の飛行機の席になるので、席も広くなければ隣の席に知らないヒトがいます。

狭い空間で、長時間我慢しなくてはいけません。

ところが最近は、『ビジネスクラス』と『エコノミークラス』の間のグレードどになる『プレミアムエコノミークラス』というグレードができました。

『プレミアムエコノミークラス』は、エコノミークラスよりも座席が1,5倍広くなっているのでゆったりと座ることができます。

また『エコノミークラス』の様に前の席が倒れてくることもなく、足元もゆったりと広めにできています。

『プレミアムエコノミークラス』にするだけでも、快適な空の旅ができるようになります。

飛行機の座席のクラスはお財布との相談になりますが、5時間以上乗っているなら最低でも『プレミアムエコノミークラス』をオススメします。

2~3時間で着くなら狭い『エコノミークラス』でも我慢することができるかもしれませんが、寝返りを打つスペースがない席だと、長時間になればなるほど体がしんどくなります。

もしも『エコノミークラス』で席をとってしまい、実際に座ってみてしんどいと思ったら、席に空きがあれば離陸後でも『プレミアムエコノミークラス』に差額分を支払えば変えてもらうことも可能です。

ただし、プレミアムエコノミークラスからエコノミークラスに変えるといった下のグレードへの変更は不可能です。