香港は、日本から遊びに行く旅行客や海外展開をしている企業の支店がいくつもあります。
その理由として大きいのが、日本から香港までの距離がそんなに遠くないことです。
飛行機で東京から直行便だと4時間~5時間程度で香港に行くことができます。
フライト時間もそんなに長くはなく、飛んでいる飛行機の数もそこそこ多いので日帰り旅行をしようと思えばできます。
日本企業が香港に進出しているのも、フライトの時間などからしても日本企業にとってメリットが多いからです。
そんな香港ですが、数ヶ月前から荒れに荒れまくっている状態で、問題が解決もしくは落ち着く様子が一向にありません。
そんな状態で香港に旅行を検討していたり、企業の出張や出向で香港に行かないといけないヒトもいます。
メディアで香港のデモや警官隊とのやりとりを見ていて、不安に感じるヒトが多いのではないでしょうか。
そんな状態で香港に行っても大丈夫なのでしょうか?
香港だけに限らず、国でデモや暴動が発生している時は、あまり行かない方が無難です。
いくら治安が良い国だとしていても、デモや暴動が頻繁に起きていると、そこの国にいる住民の精神が不安定になっているからです。
デモに参加していない国民でも、デモ自体を快く思っていないヒトもいるし、デモが続いていることにイライラしているヒトもいます。
子供がいる家庭にとっては、デモ隊が子供に危害を加えないと分かっていてもデモ隊と警察が衝突でもしたら巻き込まれてしまう可能性もあるので、学校まで送迎する必要があるので、デモが起きていなかった時と比較しても1日の生活スタイルが変わっているので負担が増えています。
またデモや暴動が起きている時にいちばん恐いのが、他の出来事で飛び火することです。
特に人種差別などがデモ中にでも起これば、一気に人種差別が拡大するので、そうなった時に自分たちに攻撃がくるリスクが急激に高まります。
特に香港のでデモ隊は空港でもデモを行っているので、一歩間違えれば出国ができなくなってしまうかもしれないです。
海外に行く時にいちばん気を付けなくてはいけないのが、出国できるか、ということです。
海外なので入国したら出国しなくてはいけません。
入国が断られたらそのまま日本に帰ることができますが、出国ができなければ日本に帰ることができません。
もし出国ができなくなったら、出国が再会される日までの生活をどうするか考えなくてはいけません。
ホテルを見つけることができれば良いのですが、出国できないとなると日本だけでなく他国から来ていたヒトも出国ができないので、ホテルとかはすぐに満室になります。
そんな風になれば、警官隊との衝突も激しさが増してしまいます。
そもそも香港でどうして、こんな風に荒れているかといえば中国の法律で裁かれたくないからです。
中国は社会主義なのですが、香港は民主主義です。
社会主義の国の法律と民主主義の国の法律は大きく違います。
香港が民主主義でいられるのは、香港特別行政区基本法があるからです。
香港特別行政区基本法によって、中国の法律ではなく民主主義の人権自由が守られているのです。
香港は一国二制度がなので、中国の中に中国の制度と香港の制度があるのです。
ちなみに日本は民主主義です。
私たち日本人が自由に発言したり、自分の好きな宗教を崇めたりすることができるのも民主主義だからです。
香港のヒトたちは自分や家族を守るためにデモを起こして、自分たちを守ろうとしているのです。
もしも、中国の法律で裁かれる様になれば香港にある日本企業も正直どうなるか分かりません。
そう考えると、意外と他人事ではないのです。