ニュースを見ていると、内戦や亡命など海外のニュースを目にする機会が多いです。
日本も戦争経験国ではありますが、終戦から長い月日が経過したこともあり、戦争経験者が寿命を迎えて年々、減り続けています。
そのため、戦争の怖さや苦労、残酷さなどは映画やドラマでしか見る機会がほとんどありません。
戦争の残酷さを孫の世代、次の世代まで伝えて戦争をしないことがとても大事ではありますが、それが難しくなってきています。
日本と言う国は、世界から見た時に平和な国です。
敗戦国とは思えない程、国を発展させ、技術も向上させています。
故に、戦争を全く知らない、戦時中の話しを聞いたこともなければ戦争にも興味がないという若者が増えています。
しかし、日本が平和だからといって他国や世界が平和ではありません。
内戦や内乱、戦争が起こるかもしれない緊迫感がある国もたくさんあるのです。
『This war of Mine』というパソコンゲームを知っていますか?
この『This war of Mine』は内戦経験者が自分の体験を元に作り出したゲームで、メディアなどでは知るコトができない、語られることがあまりない苦労を描いています。
『This war of Mine』は、内戦が起こっている国で逃げ遅れた民間人が戦争終了までを生き延びるためのゲームです。
軍人と戦ったり戦車に乗ったりして攻撃するのではないのです。
食べ物がない、物資がない、そんな中で民間人がどうやって生きていくのかを題材にしたゲームで、ゲームをプレイしたヒトの多くが戦争について真剣に考えることになった、ゲームとは思えない程心に来るものがある、と評価が非常に高いゲームなのです。
敗戦国でありながら戦争を知らない日本人は、戦争というモノを今、しっかりと考える時が来ているのです。