日本ではあまり馴染みがないハロウィンですが、ハロウィンの時期になると必ずと言っていいほど、過去に起きた悲惨な事件が取り上げられます。
それは、1992年10月17日にアメリカルイジアナ州バトンルージュで起きた事件です。
この事件で、被害者となったのはアメリカに留学していた16歳の高校2年生です。
この事件は、事件が発生してから20年近くが経過しようとしている今でも海外に留学する時に必ず言われる事件です。
なぜなら、この事件は日本人留学生だから起きてしまった事件、事故とも言われているからです。
海外では、昔からハロウィンのイベントが開催されています。
日本とは違い、それぞれの家がハロウィン用に家に飾りを置いたり、お菓子をもらいにくる子供のためにお菓子を用意して、お化けや魔女、キャラクターなどに仮装します。
日本の様な適当な感じではなく、血を再現したり、頭に斧が刺さっている様な状態にしたりなど、本格的な仮装です。
そのため仮装によっては、誰が誰なのか分かりません。
日本では、この事件を『日本人留学生射殺事件』と呼ばれています。
この事件では、ハロウィンパーティーに参加するために仮装をした日本人留学生が間違ってパーティー会場ではない家を訪ねてしまい、そこの住民に強盗と勘違いされ銃を向けられて『Freeze!!』と言われたのにも関わらず、被害者の日本人留学生が『Prese』と勘違いして動いてしまったために、住民に射殺されてしまいました。
動くなという『フリーズ』と、どうぞという『プリーズ』を聞き間違えた事件とも言われています。
しかしこの事件は、防ごうと思ったら防げたかもしれない事故、事件だったのかもしれません。
この事件は、留学生にとっては他人事ではない事件とも言えます。
銃社会というモノを身近に感じてしまうのではないでしょうか。