2回目の東京オリンピックが開催されることが決まってから、東京の大手デパートや百貨店などでは、日本人よりも海外からくる旅行客を獲得するために、必死となっています。
日本人よりも海外からやってくる旅行客の方が商品を色々と購入していくことを見込んで、東京の大手百貨店などでは、今いる人材を育てようと考えています。
それは海外からやってきた旅行客を日本語で接客するのではなく、英語など海外の人と会話が出来るコミュニケーションを重視しています。
語学は英語だけでなく、中国客を狙って中国語も学ぶべきと考えています。
東京オリンピックが開催されるまで6年という期間があるので、その6年の間に英語や中国語と言った言語で接客が出来る様に人材を育てようという企みです。
ジェスチャーでなんとか会話をして商品を購入してもらうよりも、スタッフがしっかりと英語や中国語で商品の説明ができることで、買い物に来た外国人旅行客が安心して色々な商品を購入してもらうためです。
片言の日本語とジャスチャーではひとつふたつ商品が売れたとしても、他の商品を勧めることもできないので売上げを伸ばすのに効果は期待出来ません。
特にファッションなどの商品に関しては、洋服1枚に対してその洋服にあった他の商品も上手に説明ができれば、一緒にお買い上げをしてもらえる機会がファッションには多いです。
その洋服に合う小物や下着、上着や靴、ベルトなど、色々とオススメできる商品が豊富に揃っているのがファッションです。
また飲食店でもピザやパスタだけを注文した外国人旅行客にケーキセットやサラダなどを英語で説明してオススメができれば、じゃあそれも一緒に。という追加注文の期待ができます。
そうなれば売上げにも大きな貢献ができます。
そのため、6年と言う期間でどれだけ人材を育てることができるかが大きな課題となっています。
しかし、この様な考えを他のデパートや百貨店が考えていないわけではありません。
他よりもワンランク上の接客を目指していることは、誰にでも想像がつくことです。
しかし、いちばんの不安は東京オリンピックの開催まであと少しとなった時に育てた人材が親の介護や育児などで辞めてしまったり、他の店舗にヘッドハンティングされてしまうことです。
0から多くの人材を育てることよりも、育った人材を今よりも良い条件で引き抜く方が意外にも安かったりするものです。