令和という新たな時代へ日本は進んで行く

2019年4月30日は、日本では歴史的な国の行事が行われました。

それは、天皇陛下が現存している状態での生前退位です。

日本では新しい天皇が即位する時に元号が新しく変わります。

元号『平成』は、2019年4月30日で幕をおろします。

そして2019年5月1日からは2019年4月30日まで皇太子だった方が新しい天皇として即位するので、元号も新しく『令和(Reiwa)』になります。

そして秋篠宮様が2019年5月1日から皇太子になると思いきや皇太子にはならず、皇嗣(こうし)になります。

皇太子様は『今上(きんじょう)天皇陛下』に、秋篠宮様は皇太子ならないので86年ぶりに皇太子の席が空となります。

そのため皇太子の公務を秋篠宮様がお務めになります。

日本は1939年から開戦した第二次世界大戦で敗戦国となりました。

敗戦国となった日本では、財閥などが解体され、天皇の存続も危ぶまれていました。

しかし世界には『王様』や『女王』といった国の象徴ともいえる王室が昔から存在している国が多くあります。

王室と言えば、有名なのがイギリス王室ではないでしょうか。

イギリス王室と言えば、近々ヘンリー王子とメーガン妃の子供が産まれる予定となっています。

そのためイギリスでは、ロイヤルベビーの誕生を心待ちにしている国民が大勢います。

2019年4月30日現在では、メーガン妃のお腹の中の子供が女の子か男のかかも発表されていないだけに、国民の関心が非常に高くなっています。

そんな中、日本でも『平成天皇の退位』と『令和天皇の即位』という歴史的な出来事が起きているのです。

敗戦国となった日本は、天皇の権限というものをなくし日本国の象徴という形で天皇を残すコトが許されたのです。

そのため、第二次世界大戦の時に天皇だった昭和天皇が戦争を経験した最後の天皇で、平成の天皇は戦争がない平和な日本でした。

しかし、昭和天皇の次の天皇2019年4月30日で退位をする上皇明仁(じょうこうあきひと)様は、波乱が耐えませんでした。

それは、日本にも戦争が負けたことが許せない国民も存在しているからです。

自分の愛する子供や夫が昭和天皇のために命を捨てて戦ったのに、というモノがあるので、沖縄などに上皇明仁様が訪問した時に火炎瓶を投げ込まれたりする事件が後を絶ちませんでした。

それだけ、天皇という存在は日本でも大きいのです。

戦争を知らない、経験していない世代になればなるほど、天皇の存在の見方は大きく違ってきます。

特に男子が期待されていた今上天皇に子供が女の子しか生まれなかったことで、女性天皇の是非も問われていました。

しかし、女性天皇としてしまうと将来、天皇の血が薄くなってしまうこともあるため、女性天皇の誕生は日本ではなくなりました。

ゆえに、今上天皇の次の天皇は秋篠宮様がなる予定となっていますが、秋篠宮様は仮に今上天皇が80歳の時に自分が即位したら70歳だからと次期天皇への即位はご本人の希望としては望んでいません。

そのため、皇太子様が今上天皇として即位した後も課題は残っています。

秋篠宮様には男の子がいるので、秋篠宮様が即位するかしないかによっても日本の歴史は違ってくるのです。

ちなみに平成天皇は、生前退位の年齢を80歳と言ったコトもあるので、今上天皇が80歳になった時に日本で2回目となる生前退位が行われるのか、それとも行われずに80歳を超えても今上天皇であり続けるのかは、現状では誰にも分かりません。

政府や天皇家とは異なり、日本国民の多くが元旦を迎える様な感じで『サヨナラ平成ようこそ令和』と新たな時代への盛り上がりをみせています。

従来とは異なる形での元号の代わりでもあるので、マイナスの気持ちではなくプラスの気持ちで新たな時代への転換期として捉えている日本国民が多い様です。

一方海外では、上皇明仁(じょうこうあきひと)様が自ら率先して海外とも交流をとっていただけに、今上天皇がどのような交流の仕方をするか心配事のひとつではあります。