無縁ではない海外勤務?

キャリアを積んで出世することを望んでいたから海外赴任への希望を出していたという若い世代はとても多いです。

大手企業の多くはグローバル化しているため、出世希望者の多くは海外支店に赴任したり出向したりしています。

また大手企業だけでなく、零細企業も日本ではコストや人件費が高くて工場を建て直したりすることができないために、人件費やコストが安く抑えられる海外に工場を建てている所も増えています。

そのため、零細企業で海外と今まで無縁だったのに代替わりや工場などの建て直しで、海外に行かなくてはいけないという人も増えています。

海外勤務の経験があれば出世しやすい、他の企業などへの転職がしやすい、とされてきましたが、海外勤務を拒む若者が近年増え始めました。

その理由として多いのが、大手企業の場合は治安が不安定な国への出向や赴任が圧倒的に多いからです。

アメリカやフランス、ハワイといったところには支店も増えているため、どちらかと言えばこれから開拓したい国が多いからです。

そのため、アフリカやフィリピン、中東アジア、インドなど長年住んでいる日本人が少なかったり、治安的に大丈夫なのか?というところがほとんどです。

そういった所を開拓して行かないと企業の拡大やコストを削減することが難しくなってきているのが大手企業です。

一方、零細企業は代替わりと工場の建て直しが同時に来ている所が多いです。

そのため親から継いだ会社だけど建物自体が老朽化していて新しくしないと機械を搬入することもできないし新しいコトにチャレンジするのも難しいという状況に直面しています。

その時に海外から、自国で工場を建てて従業員の雇用をしてくれるのであればサポートしますというお誘いが来るからです。

この誘いによって零細企業の多くが海外に進出しましたが失敗している所も少なくありません。

自分には無縁と思っている海外での勤務、社会情勢と希望者の激減により無縁ではないかもしれません。