ドナルド・トランプ氏にチェンジ

間もなくアメリカ合衆国の大統領が民主党のバラク・オバマ氏から共和党のドナルド・トランプ氏にチェンジします。

民主党のバラク・オバマ大統領は、アメリカ合衆国で初めての黒人大統領と言うことで大きく話題を集め、最初の大統領選挙での戦いでは『チェンジ』をキャッチフレーズに人種を超えて多くの支持を得ることができました。

日本でも『チェンジ』という言葉がブームとなりました。

バラク・オバマ大統領は2008年に就任し、2回アメリカ大統領となりアメリカ合衆国のためだけでなく、世界中の国とも協調を努めてきました。

ところが、今海外に進出している大手企業の多くは、共和党のドナルド・トランプ氏が次期大統領になることで世界進出の事業を見直しをせざる負えなくなっています。

その理由が、バラク・オバマ氏は大統領の選挙戦でも口酸っぱく言っていたのが、国に関係なくメキシコに工場を新しく作ろうとする企業やメキシコに工場がある企業に対して、工場の撤退や税金の大幅な値上げをキツく言っていたからです。

ドナルド・トランプ氏は、メキシコとアメリカの間に壁を設けて、メキシコからの移民の受け入れを拒否することも話しています。

しかし、日本の企業でも自動車メーカーの多くは、メキシコに工場があったりメキシコに工場建設を予定しています。

現にマツダは新車の発表会の場で、新車の質問よりもメキシコの工場のコトばかり質問された、とメディアにボヤいた位です。

更には、ドナルド・トランプ氏が次期大統領に決ってから、メキシコへの工場建設を白紙に戻した企業も少なくありません。

海外進出を常に行っている企業や勤めている従業員は、ドナルド・トランプ氏が大統領になることで、検討もしていなかった国に工場を建設したり転勤になる恐れがあります。

場合によっては治安があまり良くない所に転勤や出向もあるので、どこの国の語学を勉強すれば分からないという問題が増えてしまいました。

アメリカ大統領の権限はとても強いだけに、メキシコに海外事業を持っている日本企業は今後の行方が分かりません。