日本料理に外国語は必要?

日本には和食という文化があります。

和食は作り手、料理人の腕前によっては見た目も楽しむコトができるお料理が作れます。

大根の桂剥きだけでなくその皮から花を作ったりして食べられる装飾ができます。

刺身にしても、お皿の絵が透けて見える様な薄さで切ることができる腕前を持ったお店は数多くありません。

腕前がある日本料理の料理人がいる和食を中心としたお店は敷居も高く、お店の内装もお料理に合う様な日本庭園をイメージした様な個室を設けているお店がほとんどです。

お料理を出すスタッフ達も浴衣や割烹着、着物などを着ているので日本旅館みたいな味があるので、観光などで外国から来た外国人に人気があります。

このようなお店では料理人がその日に仕入れた新鮮な食材を見てメニューを決めるので、創作料理も少なくありません。

食材で装飾されたお料理をスタッフが説明して出してくれますが、外国では食べたこともなければ見たこともないメニューです。

お寿司や天ぷらは海外でも普及しているので一度は口にしたことがある外人も多いのですが、創作料理となると外国でも出しているお店はほとんどありません。

だから外国人にとっては興味が湧き、目を輝かせてそのお料理に釘付けとなります。

日本語が多少通じて会話ができる外国人であれば、お料理の説明もジェスチャーを付ければ何とか相手に分かってもらえるかもしれません。

しかし、日本語が全く通用しない外国人になると、この様なお料理を説明するのはとても難しいことです。

外国人にお料理のことで質問されても英語がわからなくては質問に答えることもできません。

そうなってしまうと、せっかくの和食も創作料理も感動が半減してしまいます。

ところが、こういった場面でスラスラといかなくても英語でお料理の説明ができると、外国人からの料理の評判だけでなく、お店の評判も良くなります。

私たち日本人でさえ見たことがない郷土料理を出されると「わあ、これ何?」と聞く人も多いのではないでしょうか。

こういったお店だからこそお料理に説明ができることで、日本食へのイメージも大きく変わって日本文化に更なる興味を抱いてくれる外国人が増えます。