夫が定年退職を機に今まで蓄えて来た貯金と退職金、長年住んでいた思い出が詰まったマイホームを売ったお金で海外に移住して老後生活を送っている日本人夫婦が年々、増えています。
その理由として、海外に移住する際にそこの国が指定している貯金額があれば、その国での住民権を取るコトができ、永住権も得られます。
住民権を得ることでその国が提供しているサービスを受けることができます。
海外に移住を決めている高齢者夫婦の多くが、老後のサービスを期待しているからです。
毎月かかる生活費が仮に日本で17万円として、そこの国で17万円で生活をしていると日本よりも豊かな生活ができるというのが大きな理由です。
住める家も多く、公共サービスも日本より充実していて、医療も全て無料で受けることができるから、海外での生活だと日本よりもお金がかからないというケースも多くあります。
日本では医療を無料で提供するサービスというのはありませんが、海外では国によっても違ってきますが、ガンや脳梗塞でも無料で治療ができるという国もあります。
医療の費用がタダというのは、高齢者にとっては大きなポイントです。
しかし、海外に移住するとなれば、言語が不安になります。
日本では日本語で会話ができますが、今まで海外に行ったことがない人からすれば、英語なんて喋れないのに生活できるのかな、という大きな心配事があります。
ところが、海外でも日本人の移住を歓迎している国では、病院に日本人専属のスタッフを置いて通訳をしてくれたり、医療機関には必ず日本語でやりとりができるスタッフを義務づけている所もあります。
また生活で困った時に相談できる窓口も日本語でやりとりができるようにしています。
移住してくる日本人が言語で不備な思いをしない様にサービスを徹底して、高齢者の日本人を迎えているので、英語が話せなくても全く問題がありません。
こうしたサービスは日本人にとって、とても有り難いサービスです。
日本ではこういった外国人向けのサービスがないために、海外により魅力を感じてしまうのは仕方がないことかもしれません。