海外には健康保険が存在しない?!

病気やケガをして病院で診察をしてもらう場合、労災でなければ健康保険証を提出します。

健康保険証があることで、患者の負担が2~3割程度ですむので、大きな手術や大病をしても患者の負担が少なくてすみます。

日本では健康保険の加入が強制義務となっています。

そのため、会社勤めをしているヒトの場合、給与から天引きされるシステムとなっています。

会社勤めをしていないヒトや退職して数年経っているヒトは国の保険に加入することとなっています。

そのため海外から見れば、日本の健康保険は絶賛のシステムとなっています。

しかし、日本国内では賛否両論です。

なぜなら、病院に一度も通院することがないヒトからすれば、毎月2万円も3万円も給与から天引きされることに対して不満はあります。

病院に行くことがないヒトや独身者からすれば万単位で引かれることは大きいです。

日本では健康保険がありますが、海外になると健康保険は自動車保険と同じで任意の加入になります。

大手企業とかになれば会社の方で健康保険が用意されていますが、日本の様に強制ではなく健康保険に加入したいヒトだけが加入することができます。

健康保険がある企業に勤めていても、自分は病院の世話にはならないから健康保険には加入しない、という選択ができます。

しかし、海外の企業は全てに健康保険があるわけではありません。

その場合、自分で健康保険の会社に加入する必要が出てきます。

加入の金額も日本の様に2万円3万円という金額ではなく、負担率によって保険会社に払う金額が変わってきます。

日本の様に負担率を2割程度にしようとするのであれば、10万円近くも払う必要があります。

そんな高い金額を払ってまで健康保険に加入したいのかと思うかもしれませんが、それだけの金額を払ってでも健康保険に加入した方が治療費のコトを思えば、全然安いのです。

国によって金額は違いますが、海外で健康保険に加入せずに骨折の治療をしたら100万円以上の請求がきた、というビックリする様なケースは珍しくないのです。

だからこそ海外では大学病院の様に大きい病院は最後にして、ホームドクターと呼ばれるかかりつけの病院を持ちます。

海外に行く際には、健康管理、ケガには要注意です。